外壁タイル貼り仕上げは、高級感、そして優れた高耐久性に富んでいます。
その為多くのマンションやビルに数多く採用されております。
しかしタイルの浮きが発生し始めていても、外観目視だけではほとんど発見することが出来ない為、定期的なテストハンマー等による打診調査を実施する事が有効と思われます。築年数だけで判断するのは危険です。
現在では多種多様なタイル剥落防止工法が上市されています。
プラチナコートUP工法は、高塗膜耐久性を持った透明な特殊1成分形ウレタン樹脂をタイル面に塗り、塗膜乾燥後アンカーピンで固定し尚且つ再度上に塗り重ねて行くという工法です
下記、画像をご覧ください。
プラチナコートUの透明度の高さと塗膜強度の高さがお分かりいただけると思います。
ガラス部分にSプライマー及びプラチナコートUを塗布してある状態
ハンマーでガラスを割る
完全にガラスが割れた状態
完全にガラスが割れた状態
ビンを振ってみても、ガラスが飛び散る事はありません
外壁タイル貼り仕上げにおける、各層の剥落につながる浮きは、下記の界面で発生します。
以上の様に、接着拘束されている2種類の素材が乾燥収縮や温度変化による伸縮、又は地震や雨水の浸入などさまざまな要因によって異なる動きをした時その界面に応力が発生し、その応力がそれぞれの接着力強度を上回った場合に肌別れし浮きとして発生します。
施工現場に吸気口がある場合、左記写真のようにプラスチックボード等で延長して足場の外側に吸気の口が来るように工夫して下さい。こうする事によって、施工中の材料の臭気が建物内に入り込むのをかなり防ぐことができます。
このように吸気口を延長出来ない場合、吸気のファンが停止している時を狙って、ビニール養生で吸気口を完全密封して施工して下さい。そうする為には、現場関係者(施主様含む)と、かなり綿密な打ち合わせが必要となってきます。
UR都市機構、外壁複合補修工法の要求性能試験に全て合格しております。
項目 | 判定基準 | プラチナコートU |
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コンクリート躯体に対する アンカーピンの引抜き試験 | 1,470N 以上 | 5,157N |
複合補修層に対する アンカーピンの引抜き試験 | 1,470N 以上 | 3,246N |
複合補修層の接着強度試験 | 0.7N/㎣ | 1.0N/㎣ |
複合補修層の補強効果確認 (面外曲げ)試験 | 曲げ強度が490Nもしくは 変位が30mmで破断しないこと | 変位30mm以上 |
温冷繰り返しに対する 耐久性試験 | 0.5N/㎣ | 0.9N/㎣ |
※アンカーピンの性能はプラチナアンカーの試験結果です。
※自社試験による
材料名 | 内容 | 荷姿 |
---|---|---|
プラチナコートSプライマー | アクリルシリコン樹脂(溶剤系) | 14kg/set (主剤:13kg 硬化剤:1kg) |
プラチナコートU | 特殊1成分形ウレタン樹脂(弱溶剤系) | 16kg |
プラチナコートSA (艶有・半艶) | アクリルシリコン樹脂(弱溶剤系) | 15kg/set (主剤:9kg 硬化剤:6kg) |
プラチナコートUT (3分艶有)※ | アクリルウレタン樹脂(弱溶剤系) | 3.2kg |
プラチナアンカー | SUS304製特殊専用アンカーピン | 30mm・50mm・80mm 100本/箱 |
プラチナアンカーT | SUS304製特殊専用アンカーピン | 36mm・50mm・70mm 100本/箱 |
※プラチナコートUT(3分艶有)は特注品扱いとなる為、ご相談下さい。
工程 | 使用材料 | 使用量(/㎡) |
---|---|---|
1 | 穿孔 | 4孔 |
2 | プラチナコートS プライマー | 0.12kg |
3 | プラチナコートU | 0.3kg |
4 | プラチナアンカー | 4本 |
5 | プラチナコートU | 0.3kg |
6 | プラチナコートU | 0.3kg |
7 | プラチナコートSA 又はUT | 0.1kg |
8 | プラチナコートSA 又はUT | 0.1kg |
工程 | 使用材料 | 使用量(/㎡) |
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1 | 穿孔 | 4孔 |
2 | プラチナアンカーT | 4本 |
3 | プラチナコートS プライマー | 0.12kg |
4 | プラチナコートU | 0.3kg |
5 | プラチナコートU | 0.3kg |
6 | プラチナコートU | 0.3kg |
7 | プラチナコートSA 又はUT | 0.1kg |
8 | プラチナコートSA 又はUT | 0.1kg |