骨組み構造体にはすべてエンジニアリングウッドを用います。エンジニアリングウッドは複数の乾燥木材を張り合わせ、通常の無垢材が持つ、反り、割れ、狂いなどの欠点を解消し、無垢材以上の強度が期待でき、耐火性にも優れています。不同沈下に対して効果的なベタ基礎を採用して土台を組んでいます。
スラブ配筋をダブル配筋として、基礎の破断を防ぎます。構造体の接合はピン接合とし、構造材の断面欠損を防ぎ、柱の太さと梁の強さが生かされます。
木造軸組構法(もくぞうじくぐみこうほう)とは、建築構造の木構造の構法のひとつである。日本で古くから発達してきた伝統工法(でんとうこうほう)を簡略化・発展させた構法で、在来工法(ざいらいこうほう)とも呼ばれている。
木造枠組壁構法がフレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた壁や床(面材)で支える構造であるのに対し、木造軸組構法では、主に柱や梁といった軸組(線材)で支える。設計自由度が比較的高めの工法である。
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べた基礎(べたきそ)とは、建築物や設備機械の直下全面を板状の鉄筋コンクリートにした基礎をいう。
布基礎と比べ基礎底面の面積が大きいので、荷重を分散させ地盤やスラブに伝えることができ、不同沈下に対する耐久性や耐震性を増すことが可能となるが、コストは掛かり増しとなる。主に建築物が重い場合や地耐力が小さい場合に用いられ、必要に応じて杭を設ける。また、床下全面が鉄筋コンクリートになるので防湿対策にもなる。従来は、プレハブ住宅やツーバイフォー住宅などに採用されてきたが、1990年代後半から防湿性のメリットから木造軸組構法にも採用される例が出てきた。
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